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為三郎記念館にて

2012.12.03

名古屋市千種区にある古川美術館の分館である為三郎記念館は、急勾配の斜面に建てられた数寄屋造りの母屋「爲春亭(いしゅんてい)」と、 椎(しい)の大木が茂り、四季折々の美しさをみせる日本庭園、 そしてその中にひっそりとたたずむ茶室「知足庵(ちそくあん)」から成り立っています。
103歳で天寿を全うするまでここを終(つい)のすみかとした古川爲三郎の「創建時の数寄の姿をとどめる邸宅を皆様の憩いの場に」という遺志により 平成7年11月3日から広く公開するようになりました。現在は、美術館の様々な活動とあわせて年間数回の企画展示、各種イベントなどを催しております。(記念館HPより)

この日は、ちょうど高北幸次さんのインスタレーション「落花の夢」展が開催されていました。高橋氏が花びら一枚一枚を木から削りだし着色した椿の花を室内や庭、あるいは屋根に配置してありました。数寄屋造りの凛としたたたずまいに落花した椿が創出する素晴らしい空間でした。日本家屋の陰影と椿の赤が対照的で素晴らしい空間が創られて、抹茶とお菓子(5枚目の椿をかたどった和菓子)をいただいて、ゆっくりとした幸せな時間を過ごすことができました。室内の作品は残念ながら撮影することはできません。庭など室外の作品は撮影もWeb掲載もOKとのことでした。その他、障子から入る明かりや庭木の影が襖や畳に映る様子も撮影してみました。
































カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL5 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 IIR

ISO:1600〜3200  プログラムオート  一部デジタルテレコン使用

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